パリ五輪の特製メダル、とってもきれいだね!
東京2020の時は、メダルの裏表がわかりづらいって声も多かったけど…
確かに、メダルの裏表ってわかりづらいですよね。
4年に1度のオリンピックを楽しむなら、メダルについても知っておきたいもの。
また、競技者たちの栄誉を称えるメダルの裏表には、一体どんな意味が込められているのか気になりませんか。
そこで今回は、
- パリ五輪2024のメダル裏表はどっち?
- パリ五輪2024のメダルの素材は何?
- パリ五輪2024のメダルのデザインの意味は?
このような疑問をスパッと解決していきます!
メダルのデザインの背景を知ることでオリンピック(表彰台)を見るのがさらに楽しくなります。
因みに、メダルの素材についてはエッフェル塔の柱の金属を使用しているよ。
わぁ、エッフェル塔の!パリ2024ならではだね♪
パリ五輪2024|メダルの裏表はどっち?
パリオリンピック2024のメダルの表の特徴は、
です。
また、メダルの裏は、オリンピックとパラリンピックで異なります。
では、ここからは画像を使いながら詳しく説明していきますね!
パリオリンピック:メダルの表
画像引用元:PARiS2024公式HP
パリオリンピックのメダルの表は画像の真ん中にあるデザインで、金・銀・銅それぞれがこのデザインです。
六角形は、フランスの国土を表していて、その六角形の周りにある斜めの線は、彫っているのではなく鋳造(型に流し込んで形作る)されているます。
斜めの線の幅は均一ではなく太かったり細かったりと、選手の輝きを表しています。
メダルに日差しがあたった時に斜めの線が、キラキラ反射し美しいですね。
メダルの表のデザインはシンプルなのに、希望が感じられるデザイン!
パリオリンピック:メダル裏
画像引用元:PARiS2024公式HP
メダルの裏は、オリンピックとパラリンピックではデザインが異なります。
- 画像の左側のメダル裏:パラリンピック
- 画像右側のメダル裏:オリンピック
オリンピックのメダル裏には、国際オリンピック委員会(IOC)の規定した女神ニケが描かれています。
これは、パリオリンピック2024だけでなく東京オリンピック2020をはじめ歴代のメダルでも描かれているデザインです。
前回、女神ニケは表面に描かれていましたが、今回はメダルの裏側に描かれています。
そもそも女神ニケって誰?
女神ニケは、ギリシャ神話に登場する「勝利の女神」です。
また、真ん中の女神ニケの左側には競技場、右側にはエッフェル塔をデザインし、フランスとオリンピックの繋がりを表しています。
パリオリンピックの象徴がすごい!
パラリンピック:メダルの裏
画像引用元:PARiS2024公式HP
次は、パラリンピックのメダルの裏について説明します。
パリオリンピックのメダルの裏は、エッフェル塔の真下から見上げたエッフェル塔がデザインされています。
実際のエッフェル塔を真下から見上げた様子がメダルに細かく再現されているよ。
夜のエッフェル塔を真下から見上げるとこんな感じ。
個人的におすすめる。 pic.twitter.com/GyHQglR7ZV— 海藻@アクセサリー作ってお絵描きする人 (@kaisou_ja) March 11, 2017
また、メダルの左右には点字で「パリ2024」と表記さてれいます。
メダルに点字の発想が、目の不自由な選手の気持ちをしっかり考えてつくられていることに感動しますね。
メダルの重さだけでなく、しっかり点字でメダルを獲得した!という実感がわきます。
点字が、エッフェル塔の下から見上げたデザインがマッチしていておしゃれでとても合っていますね。
うんうん、よく考えられてる!ところで、素材は何でできているの?
パリ五輪2024|メダルの素材は何?
パリオリンピックのメダルの素材は、金・銀・銅によって異なります。
また、メダルに関しては、IOCで明確な規定が定められています。
金メダルって全部金で出来ていると思ってた…
そうだよね、私もそう思ってたよ。また、メダルは素材だけでなくメダルの大きさや重さも規定で決まっています。
そして、今回のメダルは、エッフェル塔の金属である鉄の一部が含まれています。
これは、エレベーターの取り付けなどの改修工事で取りのぞかれたエッフェル塔の柱の一部で、パリ近郊の倉庫の秘密裏に保管されていました。
それを今回メダルづくりにパリ造幣局へ企業から無償提供されました。
東京オリンピック2020の時もメダルが再生品の材料で作られましたが、今回もすべてのメダルがリサイクルされた金属が使われています。
メダルの特徴を数字で見ていこう!
生産されたメダル | 5,084個 |
メダルの直径 | 85mm |
メダルの厚さ | 9.2mm |
鉄の重さ(エッフェル塔から) | 18g |
金メダルの重さ | 529g |
銀メダルの重さ | 525g |
銅メダルの重さ | 455g |
メダルの生産量は、前回とほぼ同じく約5000個になります。
メダルの重さは、小さめのりんご1個が約200gなので、りんご2個~2.5個分の重さになりますね。
結構ずっしりしてるんだ~
パリ五輪2024|メダルのデザインの意味は?
パリ五輪2024のメダルのデザインにはどんな意味が込められているのでしょうか。
また、メダルのデザインは誰がしたのでしょうか。
パリオリンピックのメダルの背景も見ていきましょう!
デザインの意味は現代のルネサンス!
パリオリンピック2024のメダルのデザインには「現代のルネサンス」という意味がこめられています。
ルネサンスはフランス語で再生や復活を意味するよ。
また、開催国のフランスの象徴であるエッフェル塔をメダルと組み合わせることで、オリンピックとのつながりを象徴すると考えました。
デザインだけでなく、メダルの素材にもエッフェル塔の一部を利用しています。
また、エッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェルが今回メダルのデザインをしたジュエリーブランドの顧客ということがわかり、歴史の繋がりを感じますね。
ご縁を感じる!
パリオリンピック2024のメダルは、多くの人の想いやいろんな意味もあることがわかりましたね。
パリ五輪のメダルのデザインは誰?
今回のメダルのデザインは、高級ジュエリーブランド「Chaumet(ショーメ)」が製作しました。
Chaumet(ショーメ)とは?
1780年にパリで創業。
ナポレオン1世やその皇后ジョゼフィーヌの御用達になり、フランスの歴史と密接に関わってきた歴史あるジュエリーブランド。
今回、「ショーメ」のデザインスタジオを率いるクレモンティーヌ・マッソナ氏によれば、創業244年の歴史を掘り起こしメダルのデザインを始めました。
また、デザインはダイヤモンドを使用したティアラなどからイメージし、栄誉を称える“戴冠”の意味を込めたそうです。
ショーメのジュエリーはシンプルで美しいデザインのものが多いです。
今回、ショーメが世界に代表するジュエリーブランドとして試行錯誤して作製にしたことがわかりましたね。
【まとめ】パリ五輪2024のメダル裏表はどっち?素材は何でデザインは?
今回は、【パリ五輪2024】メダル裏表はどっち?素材は何でデザインについて調査しました。
〈メダルの表の特徴〉
- 金銀銅のそれぞれのメダルに六角形の金属
- 六角形の真ん中に聖火が描かれ、PARI2024の文字、オリンピックの五輪のイラスト
〈メダルの裏の特徴〉
- オリンピックのメダル裏:ギリシャ神話の女神ニケ
- パラリンピックのメダル裏:エッフェル塔をしたから見たデザイン
〈メダルの素材〉
- 金メダル:大半が純度92.5%以上の銀と6グラム以上の純金
- 銀メダル:純度92.5%以上の銀
- 銅メダル:青銅と、銅と別の金属(錫や亜鉛など)による合金
また、エッフェル塔の柱の一部の鉄でできています。
デザインは、高級ジュエリーブランド「Chaumet(ショーメ)」が手掛けています。